骨粗鬆症(こつそしょうしょう)外来

診療・各部門

---------- 特色 ----------

 2024年11月より骨粗鬆症専門外来を開設致しました。骨粗鬆症専門外来では、患者一人一人に合った適切な治療を提供し、継続することを目標にしています。骨粗鬆症の治療は薬物療法、食事療法、運動療法が中心となり、これらを継続することで効果を発揮します。当院では、多職種のスタッフで取り組むことで、薬物療法だけでなく、運動指導および栄養指導、治療継続の確認など、包括的に骨折転倒予防に力を入れています。当院には骨粗鬆症マネージャー(骨粗鬆症治療のプロフェッショナル)の資格を持つメディカルスタッフがいますので、より詳細な評価及び治療を可能としたチーム体制となっております。

 我が国の骨粗鬆症患者数は現在1,590万人と推測されており、高齢化に伴いさらに増加することが予測されています。特に宇和島市の高齢化率は40.6% (2024年)と言われており、隠れ骨粗鬆症(未診断の患者)が多いことが予測されます。放置すると骨折を生じ、日常生活に多大な影響を及ぼしかねませんが、適切な治療を受ければ、骨強度は改善し、骨折のリスクが下がることが報告されています。また、骨粗鬆症は決して高齢者だけの病気ではなく、特に女性は40代からリスクが上昇してくるといわれています。ぜひ一度当院専門外来で骨粗鬆症のチェックをしてみて下さい。

                                 骨粗鬆症外来 整形外科 小倉 麻由

---------- 診察の流れ ----------

 ■検査・問診

  血液検査、X線撮影(胸腰椎、必要に応じて骨盤)、DEXA(骨密度測定)

  問診票への記入
   *お薬手帳などお薬の内容がわかるものをご持参下さい。

 ■診察日

  ①診察(結果・治療方針説明)
   ↓
  ②骨粗鬆症マネージャー看護師による生活指導(運動・食事・転倒予防)
   必要に応じて
   ・理学療法士による運動指導
   ・管理栄養士による栄養指導
   ・薬剤師による服薬指導

 ■治療開始 約2~4週間後

  副作用のチェックなど

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